
日本への旅行なら、四季を感じながら日本の花々も見たいもの。春の時期を中心に、日本各地には花の名所があります。
本記事では、時期別に花の名所や花見観光で泊まりたい宿泊施設を紹介します。
本記事で日本の花の見ごろをチェックして、旅行プランづくりの参考にしてください。
目次
「河津桜」は日本に春の訪れを知らせる早咲きの桜です。2月の上旬ごろから花が咲き始め、2月中旬から3月上旬までが見ごろとなります。
日本の一般的な桜より濃いピンク色の花を咲かせるのが特徴で、青い空に映えて、清々しい春の風景を描き出します。
日本で河津桜を見るなら、発祥の地である静岡県河津町を訪れましょう。
2月上旬から2月末ごろまでの1ヶ月間は「河津桜まつり」が開催され、同期間の夕方6時〜9時までは桜のライトアップもあります。
河津川沿いに約850本の河津桜が花を咲かせ、場所によっては菜の花との共演も楽しめます。
静岡県の伊豆半島エリアを訪れるなら、滞在先には「東伊豆のグランピング&カフェ La-gom~ラゴム」がおすすめです。河津桜まつりの会場までは車で約20分、電車で約40分のところにあります。
オーシャンビューの客室は、ドームテントタイプとヴィラタイプがあり、ドームテントのBBQ付きプランなら、日本でのアウトドア体験と、こだわりの日本食材を使ったグランピングBBQをゆったり楽しめます。
宿泊者には近隣の温泉施設で利用できる無料入浴券も配布され、旅の疲れを癒すのにもぴったりです。
日本で花見といえば、やはり「桜」。日本全国に花見スポットがあり、3月下旬〜4月上旬にかけて次々と日本の桜が咲き始め、見ごろの時期はどこも多くの花見客で賑わいます。
「桜まつり」を開催する場所も多く、関連の催し物とあわせて春の訪れを感じられます。
全国各地に桜の名所はありますが、より日本らしさを求めるなら、富士山と桜の共演を楽しめる「河口湖」周辺での花見がおすすめです。
この地域の桜は例年3月下旬頃から花が咲き始め、4月上旬〜4月下旬にかけて見ごろを迎えます。
河口湖から車で10分ほどの富士吉田市まで足を延ばせば、日本を紹介するガイドブックにもよく写真が載る「新倉山浅間公園」の富士山・桜・五重塔が作り出す日本らしい景色も楽しめます。
河口湖観光のための宿泊なら「河口湖 BASE DOME GLAMPING 登り坂」をおすすめします。
客室はドームテントタイプとキャビンタイプがあり、滞在中は日本が誇る富士山麓の大自然を存分に満喫できます。
近隣施設との提携により、滞在とあわせて樹海散策やカヌー体験など、日本の豊かな自然を感じられるアクティビティも充実。
グランピングBBQでは、日本のブランド牛や山梨県の厳選食材を味わう、日本ならではの食体験を楽しめます。
日本の春のお花見では「ネモフィラ」も人気があります。
ネモフィラの花が一面に広がると、まるで空に溶け込むようなフォトジェニックな景色を作り出します。
茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」は日本を代表するネモフィラの名所として毎年注目を集める場所です。
「みはらしの丘」が一面青に染まり、まるで絵本の中に入り込んだような幻想的な景色を作り出します。
見ごろは4月中旬〜5月上旬で、年ごとの詳しい開花状況は公式サイトの開花情報ページで確認できます。
ひたち海浜公園を訪れるなら、日本の海辺での滞在を楽しみに「グランマーレ茨城大洗」を宿泊先に選んでみてはいかがでしょうか?
午後5時からはフリーバーがオープンし、波の音をBGMにドリンクを飲みながら贅沢なひと時を過ごせます。
お気に入りの日本食材を自分で用意してオリジナルBBQも可能で、BBQ付きプランなら茨城県の地元食材を豪華に盛り込んだ贅沢ディナーを楽しめます。
4月中旬から5月上旬にかけては、「芝桜」のシーズンでもあります。
花の形が桜に似ている芝桜は、地面に広がって咲き、花のじゅうたんのようになります。
芝桜の名所のなかでも、特におすすめなのが、埼玉県秩父市の「羊山公園」。
公園周辺には秩父地方の総鎮守である「秩父神社」や、秩父伝統の祭りを伝える「秩父まつり会館」など、観光スポットも充実しています。
羊山公園の芝桜の見ごろは4月中旬〜5月上旬で、「芝桜まつり」の開催と合わせてマルシェや羊の毛刈り披露など、さまざまな催し物が行われます。
芝桜の開花状況は秩父市の観光サイトで情報が公開されるので、現地を訪れる際は合わせてチェックできるとよいでしょう。
秩父での滞在におすすめな宿泊施設は「秩父別邸 木叢-komura-」です。
ヴィラタイプの「ラグジュアリースイート」は、プライベートプールや半露天風呂、サウナ完備で、落ち着いた贅沢な時間を過ごせます。
BBQ付きプランでは、埼玉の地元食材に加えて、秩父名物の豚の味噌漬けも味わえます。
芝桜での花見体験だけでなく、日本の食文化も十分堪能できる施設です。
6月〜7月の日本の梅雨の時期にかけては、「あじさい」が見ごろを迎えます。
青、紫、ピンク、白など色とりどりに咲くあじさいの花を楽しみましょう。
岡山県の「大滝山西法院」は「あじさい寺」と呼ばれ、時期になると参道に約1,500株(約3万本)のあじさいが咲き乱れます。6月中旬〜下旬の10日間に「アジサイまつり」が開催されると、多くの見物客で賑わいます。
滝や三重塔とあじさいの共演が見られ、写真スポットとしても人気です。
岡山県備前市の大滝山西法院とあわせておすすめしたいのが、同じく備前市にある「グランピングリゾート Setorini Bizen」です。
ギリシャのサントリーニ島をモチーフとしたオーシャンビューグランピング施設で、日本の海を楽しみながら、ヨーロッパのリゾート感のある滞在を楽しめます。
全棟プライベートプール付きで、グランピングBBQでは新鮮な牡蠣をはじめ、地元産の肉をたっぷり味わえます。
日本の初夏に爽やかに香る「ラベンダー」も見逃せません。
早いものは6月下旬から咲き始めて、7月上旬から8月上旬にかけてラベンダーが咲き誇る姿を楽しめます。
日本のラベンダー畑といえば、北海道の「ファーム富田」。
7月上旬ごろから見ごろとなり、開花時期の長い品種では8月中旬ごろまで楽しめます。
ラベンダー畑を見にファームを訪れるなら、ぜひ名物の「ラベンダーソフトクリーム」もお試しください。
ラベンダー畑にとどまらず、北海道旅行で日本の自然を心ゆくまで満喫したい方には、「グランピング&キャンプ 北広島かえるcamp」がおすすめです。
北海道の玄関口である札幌空港へのアクセスが便利で、トレーラータイプの客室で気軽にアウトドア体験ができます。
BBQプランでは、北海道の定番・ジンギスカンも味わえるため、グルメも満喫できる滞在になります。
夏に日本で花見を楽しむなら「ひまわり」がおすすめです。日本の夏空とひまわりのビタミンカラーが織りなすコントラストは、見るだけで気分をリフレッシュさせてくれます。
日本全国に多くのひまわり畑があり、早いところでは6月下旬頃から咲き出し、主に7月上旬〜8月下旬にかけてその花を楽しめます。
「ひまわり」を見に行くなら、千葉県佐倉市の「佐倉ふるさと広場」がおすすめです。
本格的なオランダ風車が象徴的な公園で、画家のゴッホにちなんで命名された「ビンセント」という品種のひまわりが咲きそろう姿が見られます。
約15,000本のひまわりが咲く姿は圧巻。7月中旬の見ごろの時期を逃さず訪れてみてください。
「佐倉ふるさと広場」へのお花見観光とあわせておすすめしたい宿泊施設は「イノセンスリゾート ~in千葉レゾール~」です。
海を望む絶景地に建つリゾートグランピング施設で、客室はコテージタイプとドームタイプのほか、よりアウトドア気分を楽しみたい方にはテントタイプも用意されています。
千葉県のご当地食材をふんだんに使った贅沢BBQでは、追加オプションで千葉のブランド肉を味わうこともできます。
日本の秋のお花見なら、一面に広がる「コスモス」を見に行ってみるのがおすすめです。
博多湾に浮かぶ福岡県の島「能古島」の「のこのしまアイランドパーク」は、春夏秋冬でさまざまな花を楽しめる自然公園です。
なかでも秋の見どころは広大なコスモス畑。10月上旬から下旬にかけては早咲きのコスモス約50万本、10月下旬から11月上旬には遅咲きのコスモス約30万本が開花し、色とりどりの花が一面に咲き誇ります。
能古島観光とあわせて福岡を満喫するなら、宿泊施設には「GLAMPDOME福岡ふくつ」がぴったりです。
海沿いに位置するグランピング施設で、アクティビティスペースではポテトチップスづくりやピザ作りも体験でき、ファミリーでの滞在にもおすすめです。
福岡県産の食材で贅沢にBBQを楽しめば、心も身体も満たされること間違いありません。
日本各地には、四季折々の花を楽しめるスポットがあり、自然を満喫できるグランピング施設での滞在を組み合わせれば、その季節ならではの日本の風景をより深く楽しめます。
花の見ごろはその年によって変わるため、本記事の情報も参考にしつつ、各施設の公式サイトやSNSでの最新の開花情報をチェックするのが安心です。
気になるスポットの情報を早くから調べておき、見ごろの時期を逃すことなく日本での花見旅行を楽しみましょう。
月間約100万人が訪れるグランピング専門メディア「リゾートグランピングドットコム」編集部。これまでに累計150本以上のグランピング施設紹介記事や体験レポートを執筆し、グランピング施設の企画・開発から運営、集客コンサルティングまでを幅広く手掛ける。
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