
日本といえば、温泉。日本への旅行で日本文化を存分に体験するなら、日本の温泉も外せないポイントです。 本記事では、日本の温泉文化体験におすすめな日本各地の人気温泉地と、日本の温泉と日本の自然を両方満喫できる宿泊施設を紹介します。 この記事を読めば、日本の温泉や日本の温泉マナーに詳しくなれるだけでなく、日本での温泉旅行に最適な宿泊施設がわかります。
目次
日本最北端の島・北海道の温泉地のなかでも、下記は札幌からのアクセスが便利で人気の温泉地です。
ここでは、なかでもおすすめの「定山渓温泉」と「函館・湯の川温泉」について詳しく解説します。
「定山渓温泉」は日本で有名な温泉地の1つで、札幌市中心部から車で約1時間ほどのところにあります。
無色透明のお湯の泉質はナトリウム塩化物泉で、体が芯から温まり、神経痛や関節痛、冷え性、疲労回復によいとされる温泉です。
北海道函館市では「湯の川温泉」が有名です。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉が最も多く、冷え性やリュウマチ、肩こりなど体の冷えからくる不調に効くといわれています。日本旅行での疲れを癒すのにもおすすめです。
日本のほぼ中心部に位置する関東エリアにも良質な温泉が集まっています。
下記の温泉地は、日本全国からの旅行はもちろん、東京からの日帰り旅行にも人気の温泉地です。
なかでも人気の高い「草津温泉」と「箱根温泉」を詳しく紹介します。
※観光ぐんま写真館提供
日本有数の温泉地「草津温泉」は、日本三名泉に数えられる温泉です。
泉質は強酸性で消炎効果があることから、切り傷やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の改善が期待できます。効能が高いことから湯治場として長い歴史を持つ温泉です。
日本屈指の名湯「箱根温泉」は、日本の温泉地を語るうえでは外せない温泉地です。
湧出量は日本では上位で、源泉やエリアにより泉質は20種類にも及びます。
美肌効果のある「アルカリ性単純温泉」や皮膚疾患に効くといわれる「硫酸塩泉」や「硫黄泉」などあるので、箱根で湯巡りもいいでしょう。
日本の歴史や文化、日本の自然が豊かに残る東海・関西エリアの代表的な温泉は下記です。
日本三大名泉にも数えられる「下呂温泉」と「有馬温泉」について詳しく紹介します。
草津温泉や有馬温泉と並び「日本三名泉」に数えられる「下呂温泉」。
泉質はアルカリ性単純温泉で、神経症やリウマチの改善効果だけでなく、美肌効果も期待できます。
飛騨川沿いに広がる温泉街には、日本らしい旅館が並び、山里の風景と調和して日本風情を感じられるのも魅力です。
日本三名泉の1つである「有馬温泉」は、日本最古の温泉の1つともいわれています。
「金泉」と「銀泉」の2つの泉質があり、以下のような効能があるとされています。
金泉:冷え性、腰痛、アレルギー性皮膚疾患など
銀泉:高血圧症、機能性心疾患など
日本の伝統と文化が色濃く残る温泉街は、神戸駅から車で30分圏内、電車で40分圏内とアクセスも便利なので、関西旅行の際は日本の温泉体験にぜひ訪問を検討してみてください。
神社や庭園、踊りなど、日本人の精神を伝える観光資源が多い中国・四国エリアの主要温泉地は以下です。
「日本最古の美肌温泉」とよばれる「玉造温泉」と日本を代表するラジウム温泉「三朝温泉」を詳しく紹介します。
日本最古の温泉の1つといわれる「玉造温泉」は、日本でも美肌温泉として親しまれています。泉質は硫酸塩泉で、肌をしっとりさせて乾燥を防ぐ効果があるといわれています。
出雲大社や松江城などの名所も合わせて巡れば、温泉とともに日本の伝統や歴史を感じる旅を楽しめます。
©Tottori Pref.
日本5大ラジウム温泉の1つに数えられる「三朝温泉」には、日本全国から多くの湯治客が訪れています。
温泉に浸かると新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まるといわれています。
神経痛や関節痛への効果だけでなく、美肌効果や疲労回復などさまざまな効果があるとされている温泉です。
日本の南西部に位置する島・九州の有名温泉地には下記のものがあります。
源泉数と湧出量で日本一の大分県の「別府温泉」と同じく九州の温泉で注目の熊本県の「内牧温泉」を詳しく紹介します。
日本人にとって定番の温泉地「別府温泉」は、日本国内からの旅行客にはもちろん、海外からの観光客にも人気があります。
代表的な泉質には、硫黄泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉があり、効能は多岐にわたり、湯治を目的とした訪問者にとって理想的な温泉地です。
別府温泉を訪れれば、日本の温泉文化の真髄を感じられるでしょう。
熊本県は県別湧出量日本で5位で、九州では大分や鹿児島に並ぶ温泉県の1つです。
「内牧温泉」は無色透明で飲むことも可能で、神経痛や筋肉のこわばりによい温泉です。日本の大地の力を感じさせる阿蘇山を望む風景とともに日本の温泉を楽しめる温泉地です。
日本で温泉旅行を楽しむなら、日本の温泉と日本の自然を両方満喫できるグランピング施設への滞在がおすすめです。以下で9つの温泉グランピング施設を紹介します。
函館のプライベートリゾートヴィラ「ときリゾート ヒルズテラス函館」では、全客室に天然温泉がついており、24時間いつでも日本の温泉を楽しめます。
駒ヶ岳や周辺の観光地では日本の四季を感じられる風景が広がり、スノーモービルやワカサギ釣り、カヌー、乗馬など、豊富な体験アクティビティを通じて日本の自然体験を存分に楽しめます。
箱根温泉や熱海温泉に負けず劣らず人気の日本の温泉地・湯河原には「ザ ベース グランピング 湯河原」があります。箱根や熱海へのアクセスも便利なので、日本の温泉地巡りの拠点にも最適な施設です。
全室に源泉掛け流しの露天風呂が付いており、日本の伝統的な温泉文化をプライベートで楽しめます。
食事はグランピングBBQに加えて、日本の四季に合わせた焚火料理もあり、日本の味を楽しみながら、自然の中でゆったりとした時間を過ごせます。
日本全国で希少な黒湯を客室で楽しめる「五氣里」なら、日本での温泉体験を思いの限り楽しめます。
フルリノベーションした日本家屋タイプの客室では、木造スペースや畳など日本の伝統的な居住空間を体験でき、内湯と外湯で2種の天然温泉を楽しめます。
よりアウトドアな体験を楽しめるドーム型テントの客室も日本の温泉が楽しめる風呂付きです。
「カノア 富士山中湖 グランピングリゾート」の客室は全室温泉露天風呂完備で、日本最高級の高アルカリ性温泉を好きな時間に楽しめます。
日本を象徴する富士山の絶景を望む場所に位置し、富士山と満天の星を楽しむ日本らしいアウトドア体験が可能です。
ピザ作りや燻製体験といった食のアクティビティや焚き火体験も宿泊料金に含まれており、日本の温泉も日本の自然も余すところなく楽しめるのが魅力です。
源泉かけ流しの客室温泉付きグランピング施設「グランアイラ伊豆高原」も、日本でのアウトドア体験とともに日本の温泉体験をしたい方におすすめです。
敷地内に湧き出る天然温泉には冷え性や皮膚乾燥症への効能があります。
日本の海産・農産物の宝庫として名高い伊豆エリアの食材と和牛ステーキを味わえるグランピングBBQもぜひ味わってみてください。
神戸・三宮から車で約20分でアクセス可能な「グランドーム神戸天空」には、源泉かけ流し温泉「銀河の湯」があり、日本の自然に囲まれながら、日本の温泉文化を心ゆくまで堪能できます。
施設内には足湯を楽しめるバースペースもあり、日本伝統スタイルの温泉だけでなく、モダンスタイルの温泉体験もできます。
温泉で癒やされたら、グランピングBBQで日本が誇る高級ブランド牛「黒毛和牛」や神戸の新鮮食材を味わいましょう。
温泉&サウナ施設「シオサイスパ」を備えた「シオサイテラス」も、日本の温泉も日本の自然も両方楽しみたい方におすすめです。
グランピングBBQで日本のブランド和牛「熊野牛」を味わえば、お腹も心も満たされることでしょう。
全室源泉かけ流し温泉付きのグランピングリゾート「GRAN LAKE TOTTORI~グランレイク鳥取」も日本の温泉と日本の自然を思い切り楽しむのにうってつけの施設です。
東郷湖を一望できる立地で、日本の風光明媚な景色も堪能でき、日本の自然の中で心も身体もリフレッシュできます。
日本屈指の温泉県・大分の「ときリゾート 由布院別邸」は、ヴィラタイプのグランピング施設です。客室やレストランからは由布岳の山並みが望め、日本の自然美も存分に感じられます。
客室温泉には内湯と露天風呂が用意されており、どちらでも日本の天然温泉を楽しめます。
レストランでは大分県の食材を活かした料理を味わえ、日本の食文化もあわせて堪能できます。
日本の温泉マナーについてよくある質問と答えを紹介します。
日本で温泉に入るときは、次のことに注意しましょう。
温泉では周りの人への配慮が大切です。
よく流したつもりでも、タオルには雑菌や石鹸カスがついている場合もあり、浴槽につけるとお湯を汚してしまうことがあります。
日本の温泉利用中は、タオルを湯船につけないようにするのがマナーです。
日本の温泉施設では、浴場への携帯電話・スマートフォンの持ち込みを禁止しているところがほとんどです。
自分たちのみを撮影する目的でも、他の利用者もいるため写真撮影も基本的には禁止です。
日本の温泉では、タトゥーの有無による入浴の可否は施設により判断が異なります。
風紀・衛生面への配慮として全面お断りとする施設がある一方、シールやパッチでタトゥーを隠していれば入浴を認める施設もあります。
タトゥーがある場合は、利用する温泉施設の案内をよく読み、必要に応じて問い合わせするようにしましょう。
日本の有名温泉地と日本旅行の宿泊先にもおすすめな温泉グランピング施設を紹介しました。
より日本らしい体験を満喫できるよう、この記事も参考にぜひ日本の温泉も旅行プランに入れてみてください。
日本での温泉マナーにも配慮し、日本の温泉文化を存分に楽しみましょう。
※本コラムは、2025年5月現在の情報に基づいて作成されたものです。各施設の最新情報は、公式サイトをご確認ください。
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