
「せっかくの日本旅行なら、富士山を眺めながらゆっくり過ごしたい」 そう感じている方におすすめしたいのが、山梨県富士吉田市の「杓子山ゲートウェイキャンプ -Mt.Shakushi Gateway Camp-」です。 東京都心から施設までは車で約1時間30分。私たち夫婦は東京からレンタカーで現地を訪れ、富士山の絶景と周辺観光のどちらも満喫する体験ができました。 今回は、アンバサダーのzzldailyが、「杓子山ゲートウェイキャンプ」での1泊2日の滞在体験をレポートします。
目次
東京方面から「杓子山ゲートウェイキャンプ」に向かう場合、施設は「富士吉田西桂スマートIC」から約15分のところにあります。「河口湖IC」から向かう場合は約20分の道のりです。
5月半ばに私たちが現地へ向かった日はあいにくの雨でしたが、渋滞もなく、東京からレンタカーでスムーズに現地に到着できました。
施設へは山道を延々と運転することもなく、目印もしっかりしていて、迷うことなくたどり着けます。
施設に到着してまず目に飛び込んでくるのが、正面にそびえる雄大な富士山。
「杓子山ゲートウェイキャンプ」の客室はすべて富士山ビューで、どの棟からもその絶景を楽しめます。時間や天候によって刻々と表情を変える富士山の姿を滞在中はずっと眺めていられます。
施設には無料の駐車スペースがあり、到着してすぐに施設スタッフが笑顔で出迎えてくれました。
のんびり座りながらチェックイン手続きを進め、夕食や朝食の時間帯と貸切風呂の利用時間帯を選んだあと、トイレやシャワールーム、風呂の場所など丁寧な案内がありました。
最後に部屋に案内してもらい、客室内の設備についても説明してもらえて、全体的に細やかな対応だったのが印象に残っています。
グランピングが初めての方は、慣れない環境に少し緊張するかもしれません。でも、スタッフの方はとても丁寧なので、気になることがあれば気軽に聞いてみると安心だと思います。
「杓子山ゲートウェイキャンプ」には、「デラックスツイン」や「プレミアムツイン」、「グランスイート」など、全7タイプの客室があり、私たち夫婦は「ラグジュアリー4ベッド」を選びました。
受付に近いところにある部屋で、敷地内の中でも高めの位置から絶景を楽しめるお部屋として紹介されているものです。
到着前の大雨が降った影響か、ベッドマットにやや湿気を感じたものの、お部屋は全体的に快適でした。
部屋にはアイスバケットやキャンプ用のテーブルと椅子があって、キャンプらしい雰囲気が楽しめます。
部屋に到着後、早速アイスバケットを準備すると、施設への道中に購入した地ビールやおつまみでひと休み。部屋からの眺めも本当に素晴らしく、正面には富士山が見えて、写真撮影も楽しみました。
施設周辺では、カヤック体験やレンタサイクル、クルージングなどさまざまなアクティビティも楽しめるようですが、チェックイン当日はあいにくの天気。今回はアクティビティには参加しませんでしたが、夕方には夕日に染まる「赤富士」が見られ、夜には夜景も楽しめました。
焚き火はできませんが、宿泊した日は花火も上がっていて、とても印象的な体験ができたと思います。
部屋や設備は全体的に清潔感があります。
トイレルームの近くには洗面台があり、夜になると虫が多くなるのはあるかもしれませんが、トイレはきれいにされていて、気持ちよく利用できました。
シャワールームやお風呂もとても清潔で、アメニティもバスタオルや歯ブラシなど基本的なものが揃っていたので、問題なく使えてよかったです。
「杓子山ゲートウェイキャンプ」での夕食のメニューはしゃぶしゃぶでした。
お肉は富士山の形に盛り付けられていて、器も富士山カラーで揃っており、見た目のインパクトは十分。思わず写真を撮りたくなるような美しさでした。
欲を言えば、タレの種類や付け合せにもう少しバリエーションが欲しかったところですが、お肉自体の質はよく、旨味もたっぷりで美味しくいただきました。
今回、私たちはしゃぶしゃぶメニューを楽しみましたが、台湾の観光客にとっては、やっぱりキャンプと言えばバーベキューではないでしょうか。
「杓子山ゲートウェイキャンプ」のBBQでは、ブランド豚の「甲州富士桜ポーク」や日替わりで熱々のスキレット料理も楽しめるそうなので、今度は、ゆっくり富士山を眺めながら楽しむバーベキューを体験してみたいです。
2日目、早朝には富士山の裾野が霧に包まれる幻想的な光景を見られ、朝日に染まる「赤富士」も見られました。私が一番感動した景色です。
そのあとの朝食では、シェフが目の前でスクランブルエッグを作ってくれるサービスがあり、できたてをおいしくいただきました。
せっかくなら、メニューや食材の産地についての説明やイラストがあれば、朝食もより記憶に残ってよかったかなとも思いますが、朝食はパンが4つも提供されてボリューム満点。付け合せのソーセージもとてもおいしかったです。
グランピング施設内の体験でも十分満足できますが、周辺に見どころが多いのも「杓子山ゲートウェイキャンプ」の魅力です。
施設から河口湖方面へ車で約20分のところには「旅の駅 kawaguchiko base」があり、グランピング施設到着前に立ち寄りました。地ビールやワインの品揃えが豊富で、お土産のほか、グランピングBBQにぴったりな地元食材の調達にも便利そうなスポットでした。
また、富士吉田市内には、週末のみ営業のジェラートショップ「モンテピーノ」や、クラフトビールのお店「BRIGHT BLUE BREWING」もあり、チェックイン前に立ち寄れたのもよかったです。
チェックアウト後は、「富士本栖湖リゾート」で芝桜を観賞できました。
グランピング施設からは少し離れますが、東京へ戻る途中に甲府方面にも足を延ばし、蕎麦の名店「十割亭」や自家焙煎コーヒー店の「AKITO COFFEE」に立ち寄れたのもよかったです。
帰りは渋滞に巻き込まれ、到着まで時間がかかってしまいましたが、眺めが素晴らしい「98winesワイナリー」にも立ち寄れて、東京からの道中も楽しめる大満足の旅となりました。
「杓子山ゲートウェイキャンプ」周辺には、ほかにも、「富士急ハイランド」や「新倉山浅間公園・忠霊塔」、「忍野八海」など有名観光地もあり、周辺をじっくり見てまわるなら、のんびり数日宿泊するのもおすすめです。
今回の1泊2日旅のスケジュールをまとめると、下記のようになります。
【1日目】
9:00 | 東京から「杓子山ゲートウェイキャンプ」に向け出発 |
11:30頃 | 「旅の駅 kawaguchiko base」到着 お土産や地ビール・ワインを購入し、併設レストランで昼食 |
「富士山世界遺産センター」を見学 富士山の歴史と文化を学ぶ富士吉田のジェラート店「モンテピーノ」(週末のみ営業)とクラフトビール店「BRIGHT BLUE BREWING」へ | |
15:00 | 「杓子山ゲートウェイキャンプ」にチェックイン 部屋でアイスバケットを準備し、地ビールやおつまみを楽しみながら写真撮影 |
17:00 | 夕食(しゃぶしゃぶ) |
夕食後、テント前で線香花火を楽しみつつ夜景観賞 シャワーを浴びて就寝 |
【2日目】
7:00 | 朝食 |
8:30 | 貸切風呂「風の湯」で朝風呂 |
チェックアウト後、「富士本栖湖リゾート」で芝桜を観賞 | |
甲府方面へ移動 蕎麦の名店「十割亭」で昼食をとった後、自家焙煎コーヒー店「AKITO COFFEE」で休憩して「98winesワイナリー」へ | |
16:30頃 | 98winesワイナリーを出発) |
20:00頃 | 東京到着 |
「杓子山ゲートウェイキャンプ」には、天然鉱泉の4種の貸切露天風呂があります。今回、私たちは、施設内最大の「風の湯」を利用しました。
貸切風呂の利用を希望する場合は、受付で利用予約ができます。
今回の旅はレンタカーでのドライブ旅行でもあったため、施設内でのんびり過ごすだけでなく、気になっていた場所に移動しながら立ち寄るのも楽しみのひとつでした。
施設周辺にはさまざまなアクティビティも用意されているので、アウトドアをしっかり楽しみたい方は、そうした体験にチャレンジするのもいいと思います。
日本旅行を計画するなかで、富士山方面を訪れる際に「せっかく行ったのに富士山が見えなかったら……」と不安に感じる方も多いかもしれません。
でも、「杓子山ゲートウェイキャンプ」では、チェックインからチェックアウトまでゆっくり過ごせて、時間帯や天気によってさまざまに変化する富士山の姿を楽しめます。
私がもっとも感動したのは、朝焼けに染まる赤富士や、霧に包まれ幻想的な富士山。それは、施設に泊まった人だけが出会える景色です。
今回はしゃぶしゃぶディナーに変更となりましたが、BBQコースでは地元食材が豊富に使われているようなので、台湾からの旅行者にもおすすめだろうと思います。
施設は河口湖にも近く、交通の便もよいため、観光と組み合わせやすいのも魅力です。
「杓子山ゲートウェイキャンプ」での滞在では、富士山の絶景と周辺観光を存分に楽しむ旅行体験ができました。
▼今回ご紹介したグランピング施設「杓子山ゲートウェイキャンプ -Mt.Shakushi Gateway Camp-」の詳細ページはこちら
月間約100万人が訪れるグランピング専門メディア「リゾートグランピングドットコム」編集部。これまでに累計150本以上のグランピング施設紹介記事や体験レポートを執筆し、グランピング施設の企画・開発から運営、集客コンサルティングまでを幅広く手掛ける。
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