元気いっぱいの男の子2人がいる我が家はよく家族で旅をします。
その理由の一つは、「旅育」。子どもの五感を大いに刺激する旅では、たくさんの学びを得ることができます。だから旅先での体験を通じて、楽しみながら生きる力を育んでほしいと子どもに普段できないことをたくさん経験させようと積極的に出かけています。
そんな私たち家族が今回訪れたのは、2022年4月、田井宮津ヨットハーバー内にオープンしたばかりのアクアヴィレッジ京都天橋立です。
目次
自宅から数時間のドライブを楽しみながら目的地へ。
京都縦貫自動車道、宮津天橋立ICを降りて、宮津港沿いの道路を田井宮津ヨットハーバーに向けて約16分走ると、アクアヴィレッジ京都天橋立に到着します。
ICを降りてからは、太陽の光を反射してキラキラと輝く海を見ながらのドライブとなり、いつしかリゾート気分。旅が一気に盛り上がっていきます。
到着すると目に飛び込んできたのは、ボートやクルーザーが浜沿いに並ぶ美しいヨットハーバー!アクアヴィレッジ京都天橋立は、なんとヨットハーバーに隣接していました。子どもたちも「海だー!」と大喜び。ヨットやボートが出入りする浜辺の美しい風景を家族みんなで眺めていました。
グランピングエリアには、区画ごとに整然と仕切られており、その中に真っ白なドームテントや専用の食事スペースがあります。他のお客様と接することのないプライベート感満載の空間でグランピングが楽しめるようになっていました。小さな子連れの私たちのようなファミリーにとっては、他のお客様に気兼ねなくのびのび過ごせるのは本当にうれしいものですね。
アクアヴィレッジ京都天橋立は、ヨットハーバーに隣接する立地ならではの「ウミアソビ」アクティビティと、焚き火やBBQといった「リクアソビ」アクティビティの両方を楽しめるのだとか。どんな遊びや体験が待っているのか、子どもたちがどんな風に過ごしてくれるのか、すごく楽しみです!
海の景色を満喫した後は、チェックインしてお部屋へ。
扉を開けた瞬間、まず「おー!」と大歓声をあげたのは、やっぱり子どもたち(笑)。お兄ちゃんはベッドにダイブして、しばし大はしゃぎです。
私が驚いたのはインテリア。白いドーム型テントの中はシックなグリーン!海から一気に森の中に来たような気分に。しかも透明の窓のようになっている部分からは、緑豊かな山の斜面が見えて、体の力がいい感じで抜けていきます。ここでは自然を感じながら、ゆったり落ち着いて過ごせそう!
ちなみに、今回私たちが泊ったのは、4つのベッドが配されたアクアドームでした。少人数向けの2ベットルームのお部屋や、ワンちゃんと宿泊できるお部屋のあるそう。また、キャンピングカーを横付けしたり、持ち込んだテントで宿泊したりできるキャンプ専用サイトもありました。
驚いたのは全宿泊スペースに、個別のBBQスペースや焚火スペースがあること。しかも褐色の金温泉が楽しめる露天風呂が各部屋に付いているというからびっくりです。
さらに、坪庭付きの露天風呂だけでなく、シャワーを備えた内風呂(ユニットバス)もあります。内風呂は子どもたちの身体を洗ったり、湯冷めしないように浴槽に浸かったりできるのですごく便利。子ども連れでもゆったりバスタイムが楽しめました。
宿泊施設には珍しい、オーガニックブランドのALLNA ORGANIC (オルナオーガニック)のシャンプー、トリートメント、ボディソープが設置してあったのも私にとってのうれしいポイント。天然アロマオイルの香りで、すごくリラックスできる上、洗いあがりの髪がしっとりするするになりました!
お部屋の雰囲気を楽しんだ私たちは、夕食前にもう一度ゆっくりヨットハーバーを散策することに。夕日が沈む風景は、育児で忙しい私たちの日ごろの疲れが癒されるような味わい深いものでした。
スタッフの方にお聞きしたところ、ヨットハーバーに隣接するこの施設のコンセプトは「海でアソブ」。1年を通して海は穏やかで、夏はバナナボートなどのトーイングスポーツ、秋から春にはボートフィッシングといったアクティビティが楽しめるのだそうです。
そんな話をしていると、釣りを終えた人たちがボートから降りてきました。もう少し大きくなったら、ここでボートフィッシングに挑戦するのもよさそうです。私たちは釣りをしたことがありませんが、スタッフの方が船上で手取り足取り釣り方を教えてくれるそうなので、初心者でも安心して楽しめそう。しかも釣り竿などの道具は借りられるので、手ぶらで参加できるというのもうれしいですね。
夕食までに少し時間があったので、お楽しみの一つ焚火を楽しむことに。焚火は、火おこし体験&おやつ作りもできるとあって子どもたちは大喜び。
体験できるおやつ作りはポップコーンや焼きマシュマロ、スモアなど。私たちはポップコーンにトライしました。焚火がいい感じになった後、子どもたちと一緒にトウモロコシの種が入った専用の容器を振っていきます。パチパチといい音が聞こえてくると、子どもたちは、「なんか音がするよ!!」と大興奮!音とともに食欲をそそる香りもふんわり漂ってきます。
もちろん出来立てほやほやは美味しくて、お兄ちゃんは食べる手が止まらなくなってしまうほど。この後ごはんが控えていたので、思わず私がとめることに…。
ちなみに焚火では、釣りでゲットしたお魚も焼けるそうですよ!
ポップコーンを食べ過ぎなくて良かった…。
次々とテーブルに並べられるBBQの食材をみてつくづくそう思いました。季節の野菜サラダ、国産黒毛和牛ステーキ肉に天橋立産ソーセージ&ベーコン、アワビ、スキレット料理4品にデザートなど。キッズBBQメニューには子どもたちの大好きなハンバーグやコーンも付いていて、大人メニューも子どもメニューもとにかくボリューミィです!
そして…ゴージャスな料理を見ていると、キャンプ気分はさらにアップ。私たちは、バーベキューグリルとテーブルを屋外のデッキへ運び、外の風を感じながら夕食を味わうことに。
自分たちでお肉を焼いたり、スキレットをグリルにのせて最後の仕上げをしたりと、子どもたちは作る過程も楽しんでいました。個人的には、デザートのみたらし団子を焼いて食べるのがちょっとツボにはまりました。
私たちのドーム型テントは、スケルトン部分から山の斜面が見えます。朝起きて外に出てみると湿り気を帯びた山の空気がすごく清々しくて、さわやかな気分に。しかも露天風呂に入ると、今度は野鳥のさえずりが!「ホーホケキョ」とウグイスの鳴く声まで聞こえて、すっかり心癒されました。
この日の朝は家族みんな早起きができたので、海沿いの道をドライブすることに。晴天だったので、朝日がキラキラと輝く海の眺めは最高でした。朝のドライブは本当におすすめです!
ドライブから戻った私たちは早速朝食づくり。朝ごはんはバスケットに材料を入れて前日の夜に届けておいてくれるので、好きなタイミングで食べることができます!
朝食は、自分たちでローストビーフを焼き、ベーグルにサラダと一緒にはさんでローストビーフバーガーを作ります。昨日食べきれず冷蔵庫に入れておいたソーセージやベーコンも一緒にグリルで焼いて、ものすごく豪華な朝食を満喫。昨晩あんなにたくさん食べたのに、またこんな豪華な朝食をぺろりと平らげることができるなんて!アウトドアの開放感に浸りながらの朝食は格別でした。
それにしても楽しい時間は過ぎていくのがあっという間。
旅の終わりの寂しさがほんの少しよぎりましたが、「次は家族みんなでボートフィッシングを楽しみたい!」「真夏にマリンスポーツも気持ちよさそう!」など、早くも次の計画を練り始める夫。しかもこの施設は、管理棟の2階にヨットハーバーを一望できるアクアレストランがあり、日帰りでもBBQが楽しめます。きっと間を空けずしてすぐに戻ってくることになりそう。そんな予感とともに、楽しいグランピング旅はいったん終了したのでした。
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