自宅で過ごす時間が増え、家族で出かけたのはいつだったっけ。キャンプは準備も大変そうだけど、グランピングなら手軽に大自然を体験できるのでは?と、家族でグランピング旅を決めました。今回私たち家族が訪れたのは、淡路島にある「グランピングリゾートAwaji」。家族で満喫できるアクティビティや施設が充実していました。
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現地までは私がハンドルを握って出発!自宅から車を進め、グランピングリゾートAwajiは、淡路ICを下車後少し進んだところにありました。新神戸駅あたりからは、わずか30分ほどで到着。
駐車場に車を停めると、巨大な白いドームとキリンさんのオブジェがお出迎え!動物好きの息子はさっそく大興奮で、私の腕をグイグイ引っ張ります。
グランピングリゾートAwajiは、淡路島で初となるドーム型グランピング施設として2021年5月にオープンしたばかり。綺麗で新しい施設です。
駐車場から管理棟に向かうと、お出迎えしてくれたのは、なんとレトロなフォルムのトゥクトゥク!まるでアジアンリゾートに来たかのような気分です。
管理棟で先にチェックインを済ませました。このとき子どもたちにはプレゼントとして、オリジナル缶バッジを渡されます。息子にせがまれ、早速バッグにつけてやりました。また、希望者には車で7分ほどのところにある温泉施設の当日無料券ももらえます。私たちは時間の関係で遠慮しましたが、ゆったり温泉で過ごせるのもいいな、と思いました。
2,900㎡の広大な敷地内には、7棟のドームテントが点在しています。3棟はペットも宿泊可能だとか。私たち家族が宿泊したのは、「NANOHANA」という名前のサンイエローのテントでした。
最大10名まで宿泊できるテントの直径は10m。私たち家族が過ごすには十分すぎるほどの広さです。滞在中は贅沢に使わせてもらいました。
施設内のドームテント同士は離れているため、まるで完全貸切のような気分で過ごせました。施設内のコロナ対策も万全に行われていて、密になる機会はほとんどありません。ニューノーマル時代にも、多くの人たちや家族連れで安心して利用できる施設だと感じました。
ドームテントの中に入ると、まるで海外のリゾートホテルのような空間が!オシャレな家具、天井の高い内装、そして目の前にはオーシャンビュー。上質で高級感がありながら、まるで自宅のリビングのようにくつろげる、雰囲気のあるお部屋です。妻は「素敵!」と声を上げ、息子は大喜びで部屋に入るなり、さっそくベッドにダイブ!
想像よりもはるかにすばらしいドームテントに、しばし興奮が冷めやらないほどでした。息子は吊り下げ式のオシャレなソファに「座りたい!」とせがみ、抱き上げて座らせてやりました。王様のような雰囲気のソファに、ドヤ顔の息子。
お手洗いやシャワーも、しっかり区画内に完備されていました。他の宿泊客とシェアせず、家族だけで使用できたのでとても快適です。シャワーはラジオを聞きながら浴びることもできます。オイルシャンプー、コンディショナー、柑橘の香りが爽やかなボディーソープと、アメニティもホテル並みに充実しています。パジャマやタオル、歯ブラシなども一通りそろっていました。至れり尽くせりの設備に、「荷物少なくてもよかったね」と、妻と笑いました。
しばらくすると、ウェルカムスープとして淡路島特産丸ごと玉ねぎとベーコンのコンソメスープが部屋に運ばれてきました。濃厚な玉ねぎのうまみとあたたかいスープにほっと一息。
NANOHANAのドームテントには、専用のジャグジーも。貸切で心置きなくジャグジーを楽しめます。自動でお湯張りもできるので、使いたいときに気軽にジャグジーでのんびりできました。自然あふれるなか、家族水入らずでジャグジー!久しぶりに楽しい時間を過ごせました。
夜は浴槽内のライトを点灯させ、夜風にあたりながらジャグジーを使いました。満点の星空を眺めながらのジャグジーは、まさにムード満点。日頃の疲れもほぐれていくのが分かりました。
グランピングリゾートAwajiの共用設備に、プールバー「Cafe & Bar Awaji」がありました。かわいいハート型のプールがあり、妻がスマホで撮影していました。プールは7月から9月の間、宿泊者が自由に泳ぐことができるそうです。私たち家族が訪れたのは6月だったので、残念ながら利用できませんでした。
日が落ちてからは、焚き火も楽しめます。ところが私たちの滞在時は、あいにくの強風。残念ながら焚き火は体験できませんでした…。実はひそかにキャンプファイヤーへの憧れがあるので、プールを利用して泳ぐことも合わせて、次にきたときにはぜひリベンジしたいです!
グランピングリゾートAwajiでは、夕食時にグランピングBBQが楽しめます。キャンプだったら全て自分たちで用意しなければなりませんが、さすがグランピング。面倒な火起こしや食材を切るなどの準備は全く必要ありません。18時過ぎには外のテラスにBBQの食材が運ばれてくるので、私たちはコンロに火をつけスムーズに調理を開始するだけ!楽ですね。
BBQといえば男の料理!グランピングBBQでも父親としての腕の見せ所と、食材の加熱は私が担当しました。淡路島ならではの淡路牛や淡路ポークのソーセージを次々コンロへ投入。しらすと海老のアヒージョ、鶏のトマト煮などはスキレットに乗せて加熱します。
父親が料理をしている非日常感からか、息子も「手伝う!」とお皿運びなどを進んでやりました。
「熱いから気を付けて」と、家族の皿にスマートに盛り付けました!キャンプ初心者の私でも、家族にカッコいい姿を見せられたのもグランピングならではですね。
管理棟には、淡路島で収穫された新鮮な野菜が並ぶ「島野菜マルシェ」がありました。チェックインの際に渡されるカゴに好きな野菜を入れて、BBQ時に自由に使えるようになっています。
新鮮な野菜を自由にたくさん使えるため、妻は興奮しながらあれもこれもとカゴに野菜を投入。BBQではきのこやじゃがいも、パプリカなどの野菜もたっぷり食べました。ふだんは野菜をあまり食べない息子も、甘いパプリカやさつまいもなどの焼き野菜をうれしそうに口に運んでいました。
夜は快適な室温のテント内で、虫などの心配もなく就寝。心地よいベッドで家族全員ぐっすりと眠りました。
朝食の材料は夕食と同様にテラスに届けてもらえました。朝の新鮮な空気を吸いながら、自然のなかで朝食を楽しみます。BBQコンロを使い、妻が卵を調理。準備をしている間、私は息子と一緒にテラスからの眺めを楽しみました。
食パンにたっぷりのシャキシャキレタス、そしてハムとチーズ、調理した卵をはさんでサンドイッチを作りました。大人2人はコーヒーを、息子にはリンゴジュースを注ぎ、テーブルセッティング。わかめスープや淡路島牛乳もありました。朝からバランスの良い食事を取り、しっかりエネルギーチャージ。さわやかな風に吹かれながらの朝食を満喫しました。
10時にチェックアウト。スタッフの皆さんは「何かお気づきのところはございませんでしたか」と最後まで気にかけてくださっていました。おかげさまで快適&楽しくグランピングを満喫できました!
私たちは今回が初めての淡路島だったので、チェックアウト後は島内の観光へ。あらかじめガイドブックでリサーチ済みの、観光スポットへ足を運んで楽しみました。
淡路島は見どころが多く、どこへ行くのか選ぶのも一苦労でした。やはり外せなかったのが、人気の「花さじき」です。花々が咲き乱れる広い公園で、丘の上からはパノラマの絶景も望めます。女性が好きそうな、リゾート感たっぷりの素敵なカフェも。妻にせがまれ、家族でお茶を楽しみました。
次に向かったのは国生み神話で有名な伊弉諾神社です。厳かな境内の雰囲気を感じ取ったのか、子どもたちもおとなしく参拝していました。樹齢約900年の天然記念物の夫婦大楠や、朱色の橋など荘厳な景色を楽しみました。
淡路島観光を絡めてのグランピングリゾートAwajiでのステイは、淡路島デビューの私たち家族にとって最高の旅になりました。小さな子どもを抱えての家族キャンプはハードルが高いですが、準備いらずのグランピングなら手間や面倒なくキャンプのいいところ取りができました。淡路島は島全体がテーマパークのようで、まだまだ行きたいところがたくさんあります。ぜひまたリピートしたいです!
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