
2026年6月5日

広島は、日本の中国地方における経済・文化の中心地です。世界文化遺産をはじめ、瀬戸内海ならではの美しい自然景観が多くの観光客を魅了しています。今回は、広島空港から市内へのアクセス方法、そして広島を代表する7大人気観光スポットを厳選してご紹介します。さらに、近年日本で大ブームとなっている最新の「ラグジュアリー・グランピング」など、広島旅行で外せない最旬の体験情報もお届けします。
広島は中国地方の中央に位置し、南は瀬戸内海に面しているため、非常に穏やかで心地よい気候に恵まれています。東京や大阪などの大都市と比べても、年間を通じて晴天の日が多いのが特徴です。観光データによると、広島のベストシーズンは「春」と「秋」。春(3月下旬〜)には桜が見頃を迎え、広島城といった名所が淡いピンク色に染まります。一方、秋には宮島や三段峡などで見事な紅葉が広がり、山々が鮮やかな赤や黄色に彩られます。
国際線で広島空港に到着した後、市内や各観光地へどう移動するかは旅の重要なポイントです。広島空港には新幹線やJR在来線の駅が直結していないため、移動には運行本数が多くて便利な「広島空港リムジンバス」の利用が一般的です。
広島空港発・主要リムジンバス路線一覧
| 路線名 | 主な到着地(駅・スポット) | おすすめの旅行者タイプ |
|---|---|---|
| 広島駅線 | JR広島駅 新幹線口 | 新幹線への乗り換えや、広島駅周辺に宿泊する方 |
| 広島バスセンター線 | 広島バスセンター | 市中心部の繁華街(本通商店街など)へ直行したい方 |
| 福山駅線 | 福山駅 | 福山エリアの散策や、瀬戸内沿岸の観光地へ向かう方 |
| 三原駅線 | JR三原駅 | 三原経由で「ウサギ島(大久野島)」などの島々へ行く方 |
広島観光の最大の魅力は、世界遺産、近代歴史、坂道の猫、そして豊かな大自然や島々がコンパクトに融合している点にあります。
「日本三景」の一つであり、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで最高評価の三つ星を獲得している、広島観光で絶対に外せない聖地です。創建は推古天皇元年(593年)。島全体が御神体として崇められてきたため、神聖な土地を傷つけないよう、社殿は潮の満ち引きがある海上に建てられました(独特の寝殿造り)。満潮時には海に浮かぶ幻想的で神聖な姿を見せ、干潮時には大鳥居の足元まで歩いて行くことができます。
公式HP: https://www.itsukushimajinja.jp/

広島市中心部、元安川のほとり(原爆投下中心地付近)に位置する、ミシュラン二つ星の公園です。日本を代表する建築家・丹下健三氏の設計により1954年に完成しました。原爆犠牲者の冥福を祈り、世界平和と核兵器廃絶の願いを発信し続けています。園内には、世界文化遺産である「原爆ドーム」、被爆者の遺品や貴重な映像を展示する「広島平和記念資料館」、そして「平和の鐘」などがあります。
公式HP: https://www.city.hiroshima.lg.jp/living/park-green/1005983/1026353/1003127.html

16世紀末、戦国大名・毛利輝元によって築かれた典型的な平城で、日本百名城にも数えられています。黒漆塗りの魚の鱗のように見える木製の下見板張りが特徴で、別名「鯉城(りじょう)」とも呼ばれます。春には約400本の桜が咲き誇り、歴史ある天守閣とピンクの桜がお堀の水面に映り込む美しい景色を楽しめます。
公式HP: https://hiroshimacastle.jp/

尾道・千光寺山の中腹にある、長さ約200メートル、幅1メートルにも満たない細い石畳の坂道です。芸術家の園山春二氏が、路地や石段に「福石猫(丸い石に描いた猫アート)」を置き始めたことからその名がつきました。現在、細道のあちこちに隠れている福石猫は1,000匹以上。昭和の古民家を再生したエリアには、3,000体以上の招財猫を展示する「招き猫美術館 in 尾道」や、レトロなカフェ「梟の館」、初代福石猫を祀る「福石猫神社」などがあり、写真好きやカップルに大人気です。

広島県北西部の安芸太田町に位置する、国の特別名勝に指定された全長16キロメートルの大峡谷です。西日本屈指の秘境として知られ、切り立った断崖が100メートルも続く「黒淵(くろぶち)」などの五大壮観が見どころ。黒淵や二段滝周辺では、伝統的な人力の「渡し船」に乗ることができるほか、カヤックやSUP、秋には目の覚めるような紅葉狩りも楽しめます。
公式HP: https://cs-akiota.or.jp/sandankyo/

広島県竹原市の瀬戸内海に浮かぶ、周囲約4.3キロメートル(面積約0.7平方キロメートル)の小さな島。島内には約700匹以上の野生のウサギが生息しており、世界中から「ウサギ島」として愛されています。戦時中は化学兵器(毒ガス)の製造工場があったため、かつては「地図から消された島」でもあり、今も発電所跡や毒ガス貯蔵庫などの廃墟が残っています。島に渡ると、人懐っこいウサギたちが餌を求めて一斉に駆け寄ってきます。
観光HP:https://dive-hiroshima.com/explore/1384/
広島の魅力は景色だけでなく、独自のモノづくりや伝統文化に触れられる点にもあります。自分だけの特別なお土産作りにもおすすめです。
賑やかな広島本通商店街にある体験工房です。100%植物由来のヴィーガン素材を使った「オリジナルリップ作り」や、自分好みの香りをブレンドする「香水作り」が体験できます。料金は2,200円〜4,400円ほどで、旅の記念や大切な人への特別なギフト作りにぴったりです。
公式HP: https://hiroshima-angeelabo.com/
尾道市本通商店街の中心にある、瀬戸内の美と手作りの温もりが融合した陶芸工房です。箱根などで10年以上、延べ1万人以上に陶芸指導を行ってきた陶芸家・藤本善史氏が2016年にUターンして設立しました。こちらでは、可愛らしい「空猫(そらねこ)」の絵付けや手びねり、本格的な電動ろくろを使った陶芸体験が予約可能です。
公式HP: https://onomichi-sora-shop.com/
世界遺産・宮島で日本の伝統に浸る歴史体験です。約1000年前の平安時代、宮島は貴族や姫君たちが熱心に参拝に訪れる聖なる地でした。ここで体験できる代表的なメニューが「平安壺装束(つぼしょうぞく)」です。男性用の「狩衣(かりぎぬ)」や、上質な着物・浴衣のレンタルもあります。
公式HP: https://momijinoga.jp/
日本で大ブームとなっている高級アウトドアレジャー。広島のグランピング施設は、天然温泉、一級品のグルメ、贅沢なリゾート空間が融合した極上の癒やしスポットです。代表的な3つの施設をご紹介します。

広島県尾道市の生口島(いくちじま)にあり、瀬戸内海のパノラマ絶景を見渡せる最高のロケーション。全棟に独立したバーベキュー(BBQ)スペースが完備され、大きな窓を持つ開放的なドーム型テントが特徴です。ディナーにはブランド牛「瀬戸内牛」のステーキや、広島名物の「レモン鍋」を堪能できます。夜は満天の星空の下、家族や友人と焼きマシュマロを楽しむことも。

“広島レモンの島”として知られる大崎下島(おおさきしもじま)の海辺に位置するリゾート。なんと全客室に「天然温泉の露天風呂」と広々としたプライベートガーデンが備わっています。夜は専用のファイヤーピット(焚き火台)を囲みながら贅沢な時間を過ごせます。食事は和牛ステーキやビア缶チキンなどの豪快なBBQ。ベッドには高級ホテル御用達の「シモンズ(Simmons)」製マットレスが採用されており、最上の眠りをお約束します。

豊かな森の四季と美しい星空に囲まれた、プライベートプール、ジャグジー、サウナを完備した最高級のヴィラ型リゾートです。すべての客室に本格的なフィンランド式の「バレルサウナ(樽型サウナ)」が設置されています。ディナーは広島県産の新鮮な食材をふんだんに使った豪華BBQで、厚切りの広島県産和牛ステーキ、厳選された豚肉や骨付きソーセージのグリルプレートなどが味わえます。
A1:3泊4日の行程が最もおすすめです。
1〜2日目は広島市中心部の平和記念公園や原爆ドーム、広島城を巡り、新しくオープンした駅ビル「minamoa(ミナモア)」でお土産を選んだり、広島お好み焼きを楽しんだりするのがベスト。3日目は丸一日使って宮島・厳島神社を観光し、平安衣装体験を。4日目は新幹線などで尾道へ移動し、猫の細道をゆったり散策するのが黄金ルートです。
A2:春(桜の季節)と秋(紅葉の季節)が最もおすすめです。
広島は雨が少ない「瀬戸内海式気候」のため通年で過ごしやすいですが、春の千光寺公園や広島城の桜、そして11月頃の宮島や三段峡の美しい紅葉は格別です。
A3:「広島空港リムジンバス(Airport Limousine)」が、最も本数が多く便利でおすすめです。
到着後、宿泊先のエリアに合わせて「JR広島駅新幹線口行き」か「広島バスセンター(紙屋町周辺)行き」のいずれかを選択すれば、乗り換えなしでスムーズに市街地へアクセスできます。
これからの広島観光は、これまでの世界遺産や歴史スポットの魅力にとどまらず、地域の「文化体験産業」や「地方創生」と深く結びついていくでしょう。特に日本で進化を続けるラグジュアリー・グランピングや高級リゾートヴィラが、今後は広島空港や温泉地とさらにクロスオーバー(提携)していくことで、観光客にこれまで以上のトップクラスのリゾート体験を提供してくれるはずです。

月間約100万人が訪れるグランピング専門メディア「リゾートグランピングドットコム」編集部。これまでに累計150本以上のグランピング施設紹介記事や体験レポートを執筆し、グランピング施設の企画・開発から運営、集客コンサルティングまでを幅広く手掛ける。