

四国の東部に位置する徳島県は、雄大な山々と美しい海岸線に囲まれた自然豊かなエリアです。世界最大級の規模を誇る鳴門の渦潮や、日本三大秘境のひとつ祖谷渓(いやけい)など、ここでしか味わえない絶景が待っています。
そんな徳島の大自然を贅沢に満喫できるのが「グランピング」。手ぶらで気軽にアウトドア体験ができるグランピングは、カップルやファミリー、友人グループにも大人気です。
この記事では、徳島でおすすめのグランピング施設3選に加え、合わせて訪れたい周辺スポット、1泊2日・2泊3日のモデルコース、さらに近隣県の人気グランピング施設までまとめてご紹介します。徳島でのグランピング旅行を計画中の方は、ぜひ参考にしてみてください。初めてのグランピングという方にも分かりやすいよう、各施設の特徴やアクセス情報も詳しくまとめました。

徳島県には、山・海とさまざまなロケーションで楽しめるグランピング施設があります。サウナや大浴場を備えた施設、愛犬と一緒に泊まれる施設、オーシャンビューのプライベートヴィラなど、それぞれ個性豊かな魅力を持っています。ここでは、リゾートグランピングドットコムに掲載中の徳島のグランピング施設を3つ厳選してご紹介します。各施設の特徴やアクセス情報もまとめていますので、ぜひ比較しながらお気に入りの施設を見つけてみてください。

西日本で二番目に高い山「剣山」(標高1,955メートル)の連峰に抱かれた秘境の地、徳島県美馬市木屋平に位置する「グランピング つるぎの湯」。2組限定のプライベート感たっぷりの空間で、日常では味わえない非日常の贅沢を体験できます。
直径6メートルの大型ドームテントにはシングルベッド4台とエアコンを完備。冷蔵庫や電気ケトルも揃っており、オールシーズン快適に過ごせます。ドームテントの横には屋根付き・ビニールカーテン付きのBBQスペースがあり、雨の日でもバーベキューを楽しめるのが魅力です。
食事は、味噌の上であめごを一匹丸ごと焼き上げる徳島の郷土料理「ひらら焼き」を中心としたフルコースが用意されています。食材を持ち込んでオリジナルBBQを楽しむ素泊まりプランもあり、自分たちのスタイルに合わせた過ごし方ができます。
お風呂は、隣接する入浴施設「つるぎの湯 大桜」の大浴場・サウナを利用できます(別途料金/大人550円・小学生270円・幼児無料)。さらに敷地内にもサウナがあり、穴吹川上流から直接水を引いた水風呂と、剣山連峰を望むととのいスペースを完備。山の澄んだ空気の中でリラックスとデトックスを楽しめます。

鳴門大橋を渡った小高い丘に佇む「Naruto G house +dog」は、愛犬との滞在を第一に考えた1日1組限定のプライベートゲストハウスです。約470平方メートルの広大なプライベートドッグランは天然芝仕様。他の犬と接することがないため、他の子が苦手なワンちゃんも安心してのびのび過ごせます。
犬種・頭数の制限がないのもこの施設の大きな特徴です。多頭飼いの方や大型犬と暮らす方にとって心強いポイント。ケージ、トイレトレイ、エサ・水入れ、消臭ミストといった愛犬用アメニティも一式揃っているので、身軽に旅立てます。室内の床材は滑りにくく、クッション性と消臭性に優れたものを使用しています。
吹き抜けの高天井に北欧を意識したリビングとダイニング、対面式キッチン、ロフトの寝室という間取りで、専有面積は約200平方メートル。1棟貸切なので、家族やグループでの滞在にも向いています。100インチの大型テレビ、洗濯機、オーブンレンジ、ウォーターサーバーなど設備も充実しています。
食事は、阿波尾鶏や阿波牛といった徳島のブランド食材を使ったBBQセットや特選すきやきセットを用意。中庭のウッドデッキでバーベキューを楽しめます。渦潮観光や大塚国際美術館へのアクセスも良く、観光とグランピングの両方を満喫できる立地です。

徳島県阿南市の海辺に佇む「BAYFRONT VILLA TAMATE」は、1日1組限定のプライベートヴィラグランピングです。両面ガラス張りの客室からは、時間とともにうつろう空と海を一望。徳島の美しい海岸線を独り占めしながら、日常を忘れる特別なひとときを過ごせます。
専有スペースには国産バレルサウナ・水風呂・ととのいチェアを完備。潮風を感じながらの外気浴は格別です。バスルームの一面もガラス張りになっており、海を眺めながらの入浴やサウナ後の水風呂として利用できます。焚き火スペースもあり、波の音をBGMに炎を眺める贅沢な夜を楽しめます(薪1束は無料、追加は1束1,100円)。
食事は、阿波黒牛や阿波尾鶏、活アワビ・活サザエ・足赤エビといった徳島県産の海鮮を盛り込んだBBQのほか、隣接するホテル棟のレストランで味わう懐石料理も選べます。ヴィラのダイニングでゆったり楽しむ皿鉢(さわち)料理とお寿司の盛り合わせも人気です。カップルの記念日旅行にはアニバーサリーケーキの手配も可能です。

徳島県には、グランピングと合わせて楽しみたい魅力的なスポットがたくさんあります。世界に誇る渦潮の絶景から、歴史ある町並み、年中楽しめる阿波踊り、秘湯の温泉まで、徳島ならではの多彩な体験が待っています。グランピングの前後に立ち寄れるおすすめスポットを5つご紹介します。定番の観光名所から地元で愛される温泉施設まで、ジャンルの異なるスポットを厳選しました。

鳴門海峡に架かる大鳴門橋の橋桁内に整備された、全長約450メートルの海上遊歩道です。ガラス床から約45メートル下の海面を覗き込むと、世界最大級の渦潮がダイナミックに渦巻く様子を間近に体感できます。春と秋の大潮の時期には特に大きな渦が発生するため、訪問時期を合わせるのがおすすめです。所要時間は約20〜30分で、グランピングの前後に気軽に立ち寄れるスポット。鳴門公園内には展望台もあり、渦潮を上から眺めることもできます。お子様連れにも人気で、家族旅行の思い出づくりにぴったりです。
・料金:大人510円、中高生410円、小学生260円
・アクセス:神戸淡路鳴門自動車道「鳴門北IC」から車で約5分
・公式サイト:https://www.uzunomichi.jp/

美馬市脇町に広がる「うだつの町並み」は、江戸中期から昭和初期にかけて建てられた85棟もの歴史的建造物が立ち並ぶ、国の重要伝統的建造物群保存地区です。「うだつ」と呼ばれる本瓦葺き漆喰塗りの防火壁が数多く見られ、当時の繁栄ぶりを今に伝えています。藍商の歴史を紹介する「吉田家住宅」や、大正時代の劇場を復元した「脇町劇場オデオン座」も見どころ。通りにはカフェや土産物店も点在しており、散策を楽しみながら歴史に触れることができます。グランピング つるぎの湯と同じ美馬市内にあるため、セットでの訪問が便利です。
・料金:町並み散策は無料(吉田家住宅・オデオン座は有料)
・アクセス:徳島自動車道「脇町IC」から車で約10分/JR穴吹駅から車で約10分

毎年8月のお盆期間に開催される阿波踊りですが、「阿波おどり会館」なら一年中その熱気を体験できます。館内では昼夜の阿波踊り公演が行われており、プロの踊り手による迫力ある演舞を鑑賞できるほか、実際に踊りに参加することも可能です。阿波踊りの歴史を学べるミュージアムや物産館も併設されており、建物からは眉山ロープウェイにも乗車できます。山頂からは徳島市街や吉野川、紀伊水道まで一望できるパノラマビューが広がります。JR徳島駅から徒歩圏内でアクセスしやすく、観光の拠点としても便利なスポットです。
・料金:公式サイトをご確認ください。
・アクセス:JR徳島駅から徒歩約10分/徳島自動車道「徳島IC」から約15分
・公式サイト:https://www.awaodori-kaikan.jp/

日本三大秘境のひとつ、祖谷渓の断崖絶壁に佇む一軒宿です。最大の魅力は、傾斜42度の急勾配をケーブルカーで約5分かけて谷底まで下り、祖谷川に張り出した露天風呂に浸かるという唯一無二の体験。源泉かけ流しのぬるめの湯にゆったり浸かりながら、渓谷の絶景を独り占めできます。「日本秘湯を守る会」にも加盟しており、温泉好きなら一度は訪れたいスポットです。グランピングのチェックイン前やチェックアウト後に立ち寄れば、アウトドアと温泉の両方を楽しむ贅沢な旅になるでしょう。展望大浴場だけなら気軽に利用できるのも嬉しいポイントです。
・料金:公式サイトをご確認ください。
・アクセス:JR大歩危駅から車で約40分
・公式サイト:https://www.iyaonsen.co.jp/

ここからは、上記でご紹介したグランピング施設とスポットを組み合わせたモデルコースをご提案します。1泊2日のコンパクトなプランと、2泊3日でじっくり徳島を満喫するプランの2つをご用意しました。旅行の日程に合わせて、ぜひアレンジしてみてください。なお、宿泊はいずれも先ほどご紹介したグランピング施設を利用するプランとなっています。
午前中に鳴門エリアに到着したら、まずは「大塚国際美術館」で世界の名画鑑賞を満喫しましょう。じっくり鑑賞すると3〜4時間はかかるので、午前中からの訪問がおすすめです。昼食は鳴門名物の鳴門うどんや鳴門鯛を使った海鮮丼がぴったり。午後は「渦の道」で迫力ある渦潮を体験してから、15時以降に「Naruto G house +dog」へチェックイン。愛犬連れの方は約470㎡のドッグランで思い切り遊ばせてあげましょう。夜はウッドデッキでBBQディナーを楽しみながら、鳴門の夜空を眺めて1日目を締めくくります。
チェックアウトは11時までなので、朝はゆっくり過ごせます。その後、徳島市内へ移動(鳴門から約40分)。「阿波おどり会館」で昼公演を鑑賞し、阿波踊り体験で旅の思い出を作りましょう。続いて眉山ロープウェイで山頂からの絶景パノラマを堪能。ランチは徳島市内で名物の徳島ラーメンを味わってから帰路につきます。時間に余裕があれば、藍住町の「藍の館」で藍染体験に立ち寄るのもおすすめです。
初日は鳴門エリアを中心に観光。午前は「大塚国際美術館」でアート鑑賞、午後は「渦の道」で渦潮体験を楽しんだら、阿南市方面へ南下します(鳴門から約1時間20分)。18時までに「BAYFRONT VILLA TAMATE」へチェックイン。バレルサウナで汗を流し、海を眺めながらの外気浴で「ととのい」体験を。夕食は徳島県産の海鮮とブランド牛を使ったBBQ、または懐石料理で、徳島の食の豊かさを堪能しましょう。
2日目は徳島の山側エリアへ。阿南市から美馬市までは約100km・車で2時間ほどかかるため、朝は早めの出発を。「うだつの町並み」で江戸時代の商家町を散策し、通りのカフェで一息ついたら、穴吹から国道492号線で約50分の「グランピング つるぎの湯」へ。チェックインは17時までなので時間に注意しましょう。隣接の「つるぎの湯 大桜」で大浴場とサウナをゆったり堪能し、夜は剣山連峰に囲まれた静寂の中、郷土料理「ひらら焼き」を味わいます。前日の海のグランピングとは一味違う、山のグランピングの魅力を体感できます。
最終日はチェックアウト(9時30分まで)後、三好市方面へ足を延ばしましょう。「ホテル祖谷温泉」のケーブルカー露天風呂で旅のハイライトを飾ります。傾斜42度の急勾配を下って辿り着く谷底の露天風呂は、まさに秘湯の名にふさわしい特別な体験です。祖谷渓の絶景に癒されたら帰路へ。時間に余裕があれば、大歩危・小歩危の渓谷美をドライブで楽しんだり、祖谷のかずら橋に立ち寄るのもおすすめです。

徳島県に隣接する香川・高知・愛媛にも、魅力的なグランピング施設が充実しています。四国旅行の計画に合わせて、県をまたいだグランピング巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。ここでは、リゾートグランピングドットコムに掲載中の近隣県施設を3つご紹介します。徳島とはまた違った雰囲気のグランピングを体験してみてください。

香川県東部、瀬戸内海に面した「Beach SPA TSUDA」は、1日4組限定の1棟貸切タイプのプライベートヴィラです。客室は109平方メートル、最大定員6名。ロフト付きリビングを備えた大空間で、家族やグループでの滞在に向いています。各棟専用のテラスには露天風呂とBBQスペースがあり、満天の星空を眺めながら瀬戸内海の穏やかな波音に包まれる至福のひとときを過ごせます。夏は年間13万人以上が訪れる「津田の松原」海水浴場もすぐそば。徳島県鳴門市からは車で約40分とアクセスも良好で、四国周遊旅行のプランにぴったりです。

高知県高岡郡四万十町、「スカイヒルゴルフクラブ」に併設されたグランピング施設です。冷暖房・個別BBQスペース・お風呂・トイレを備えたドーム型テントのほか、キャンピングトレーラー、オートキャンプサイトと3つの滞在スタイルから選べます。食事は、地元のブランド米「仁井田米」や四万十ポーク、四万十鶏など四万十エリア産の食材を中心としたBBQ。空気の澄んだ四万十町ならではの星空も大きな魅力です。ゴルフとセットで楽しめるのもこの施設ならでは。大自然の中でのびのびと過ごしたいファミリーやグループ旅行に最適です。

愛媛県今治市の岡村島に位置する、瀬戸内海を見渡すオーシャングランピング施設です。客室は全6棟。前面が透明パネルになった「オーシャンドーム」4棟からは、室内にいながら海の絶景を独り占めできます。ドームの前に専用の芝生ガーデンが広がる「ガーデンドーム」も2棟あり、いずれも定員2〜8名で、シモンズ製マットレスのダブルベッド4台とエアコンを備えています。全棟に焚き火ができるデッキテラスと全天候型の食事スペースがあり、雨の日でもBBQを楽しめます。無料のレンタサイクルで島内を巡ったり、敷地内の防波堤で海釣りをしたりと、島時間ならではの過ごし方ができるのも魅力です。
徳島県には、剣山を望む山の秘境、海辺のプライベートヴィラ、愛犬とのんびり過ごせる1棟貸切と、タイプの異なるグランピング施設が揃っています。渦潮や秘湯、歴史ある町並みといった周辺スポットも充実しており、組み合わせ次第で旅の表情は大きく変わります。さらに足を延ばせば、香川・高知・愛媛にも個性豊かな施設が待っています。人気シーズンや週末は早く埋まりますので、気になる施設があればお早めのご予約を。最新の料金やプラン情報は各施設ページからご確認ください。
※本コラムは、2026年9月現在の情報に基づいて作成されたものです。各施設の最新情報は、公式サイトをご確認ください。

月間約100万人が訪れるグランピング専門メディア「リゾートグランピングドットコム」編集部。これまでに累計150本以上のグランピング施設紹介記事や体験レポートを執筆し、グランピング施設の企画・開発から運営、集客コンサルティングまでを幅広く手掛ける。