
日本全国には、地域の伝統や歴史、文化を伝える祭りが数多くあります。 日本の神を祀る神事として行われているものや、日本の伝統芸能を伝えるものなど、春夏秋冬さまざまな祭りがあり、日本を深く知る上で、祭りは外すことのできないものです。 本記事では、日本三大祭りとして知られる祭りのほか、日本各地の特に有名な祭りを紹介します。 この記事を参考に日本の祭りについて知り、日本を深く知るきっかけにしてください。
本来「祭り」とは神仏や祖先への祈願や感謝をする神事であり、古くから続く日本の伝統を感じられるものです。
日本の祭りには華やかな山車や踊り、迫力満点の太鼓などがあり、現地で見れば自然に気分も高揚します。
神事である祭りや、日本の伝統芸能を伝える祭りに着目して、日本の伝統を詳しく知っていきましょう。
日本各地で開催される祭りのなかでも、その規模や歴史から「日本三大祭り」と呼ばれているものがあります。
諸説あるなかでも、一般に「日本三大祭り」と呼ばれる祭りについてそれぞれ紹介します。
「祇園祭」は、7月に京都で開催される祭りです。
祇園祭は千年以上の歴史を持つ八坂神社の祭礼で、ユネスコ無形文化遺産にも登録される日本が誇る祭りとなっています。
祭りのハイライトは「山鉾巡行」で、鉾やなぎなたが立ち、見事に装飾された山車が街の中を進みます。
「天神祭」は日本各地の天満宮で開催される祭りで、なかでも大阪の「天神祭」は日本屈指の祭りとされています。
関連の行事は6月下旬からありますが、祭りの見どころは7月24日と25日。7月25日には奉納花火も打ち上がります。
「神田祭」は東京・神田明神で行われる祭りで、本祭は2年に1度、5月の中旬頃に行われます。
東京の山王祭と深川八幡祭りとあわせて、江戸三大祭りにも数えられ、日本の歴史的にも重要な祭りです。
日本三大祭り以外にも、日本各地に注目の祭りがあります。まずは日本の伝統を伝える春の祭りを紹介します。
春の祭りなら、東京の「三社祭」が有名です。
5月の第三土曜日を起点に、金、土、日と3日間にわたって行われ、この期間は浅草が最も活気づくといわれます。日本を代表する祭りの1つです。
神事として踊られる「びんざさら舞」は、東京都無形民俗文化財に指定されています。
京都の「葵祭」は、5月15日に行われる祭りです。
見どころは、平安貴族の装束を身にまとった人たちが8kmの距離を行進する「路頭の儀」。日本文化を今に伝える日本の重要な祭りです。
7年に1度(寅と申の年)開催の「諏訪御柱祭」は、長野県の諏訪大社の祭りです。
境内に建てるための17mを超えるモミの大木を、「御柱」として山から曳いてくるもので、1200年以上続く、日本の伝統を伝える大切な祭りです。
花火大会も多く開催される賑やかな夏の時期には、日本を代表する祭りも多く開催されます。
「青森ねぶた祭り」は日本でも注目度が特に高い祭りの1つで、「ねぶた」と呼ばれる灯籠により無病息災を祈り、8月2日から8月7日まで開催されます。
日本の重要無形民俗文化財に指定されています。
「徳島市阿波踊り」は毎年8月12日〜15日に開催される、日本が世界に誇る夏祭りです。
日本の重要な伝統芸能「盆踊り」の代表的な祭りで、400年以上の歴史を持っています。
「博多祇園山笠」は、櫛田神社の例大祭で、日本の無形民俗文化財に指定されています。
7月1日〜15日の期間で行われ、見どころは15日の「追い山笠」。約5kmの距離を山笠が駆け抜けます。
沖縄の「沖縄全島エイサーまつり」はもとはコンクールとして始まったお祭りで、日本の伝統芸能「エイサー」踊りを伝える重要なイベントの1つとなっています。この祭りは8月下旬に3日間にわたって開催されます。
日本の秋を代表する祭りも紹介します。
関西各地で行われるだんじり祭りのなかでも、大阪・岸和田で行われる「岸和田だんじり祭り」が日本では特に有名です。
「だんじり」と呼ばれる山車が大阪の町を疾走する様子が見られ、なかでも、山車が高速で旋回する「やりまわし」が見ものです。
秋には九州各地で「くんち」という秋祭りが開催されており、10月7日から3日間にわたって開催される「長崎くんち」は、日本で特に知名度の高い祭りです。
奉納踊は日本の伝統舞踊に限らず、異国趣味のものが多く、独特のきらびやかさがあります。
日本の冬も寒さに負けず祭りが行われます。日本の冬の祭りを紹介します。
「なまはげ柴灯まつり」は2月初旬に3日間行われる祭りです。
「なまはげ」とは仮面と藁をまとった神の使いのことをいい、秋田・男鹿ではこのなまはげが家々を回って厄払いする風習があります。
「なまはげ柴灯まつり」は真山神社の神事「柴灯祭」と「なまはげ」の風習を組み合わせたもので、日本の伝統を感じられる祭りです。
秩父神社の例大祭として行われるのは「秩父夜祭り」です。京都の衹園祭や、岐阜の高山祭とともに「日本三大曳山祭」に数えられています。
毎年12月2日と3日の2日間で開催され、2日目には奉納花火も打ち上がります。
祭り観光で日本各地を訪れるなら、その土地ならではの自然も一緒に味わってみてはいかがでしょうか?
ここで紹介した祭り周辺で、日本の自然を満喫できるおすすめの宿泊施設を紹介します。
京都といえば、日本随一の観光スポット。京都の奥深い魅力を感じたいなら「ルトゥール京都」がおすすめです。
グランピングヴィラまたはロッジを1棟貸し切りで、川のせせらぎを聞きながらゆったりとした時間を過ごせます。
長野での宿泊なら、日本を代表するリゾート地・八ヶ岳山麓の「八ヶ岳PRIVATE WOODS NADA」があります。
キャビンタイプの客室は半露天風呂とサウナ付き。長野の食材を味わえるBBQメニューもおすすめです。
1日1組限定のサウナ付きグランピングヴィラ「BAYFRONT VILLA TAMATE」は、徳島旅行でぜひチェックしていただきたい施設。
両面ガラス張りのヴィラからは、時間とともに美しく景観を変える日本の空と海が見え、ゆったりとした時間を過ごせます。
福岡旅行なら「GLAMPDOME福岡ふくつ」をおすすめします。
全16棟のドーム型テントは、プライベートサウナ付きタイプや最大12名が泊まれる大型タイプなど、旅行の目的にあわせた選択ができます。
祭りで日本の伝統を楽しむだけでなく、ピザ作りや燻製体験など、アウトドアに関連する食の体験アクティビティが充実しているのも魅力です。
サンライズスポット「アクナ浜」まで徒歩0分の「グランピング アクナ浜」は、日本の南国リゾート沖縄旅行を検討する方にぜひおすすめしたい施設です。
リビングスペースとBBQスペースが扉で仕切られる連結型のドーム型テントで、ウェルカムドリンクをお供にくつろいだ時間を過ごせます。
「臨空の宿 MARUYA Izumisano」では、日本らしい畳の部屋と洋室の全6室を、最大19名で滞在中自由に使えます。
関西国際空港へのアクセスも便利で、大阪旅行の拠点とするのにもおすすめです。
日本の豊かな自然を満喫できる地域の1つ、埼玉・秩父での宿泊なら、おすすめは「秩父別邸 木叢-komura」です。
プライベートプールと半露天風呂付きのヴィラスタイルの客室で優雅なひと時を過ごせます。
日本の祭りは、日本文化や伝統を深く感じられるものです。
日本三大祭りはもちろん、日本には春夏秋冬さまざまな祭りがあるので、観光旅行を計画するなら、ぜひ祭りの日程を確認し、迫力満点の日本の祭りを体験してください。
グランピングコラム