
日本では、日本の伝統を伝える花火大会が、各地でさまざまな時期に開催されています。
本記事では、日本三大花火大会だけでなく、日本全国のおすすめの花火大会を紹介します。
あわせて、花火大会を見に行く際におすすめの宿泊施設や、よくある質問と回答も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
日本で数多く開催される花火大会の中には、歴史や規模、技術が評価され「日本三大花火大会」とされるものがあります。
日本が誇る「日本三大花火大会」を紹介します。
日本三大花火大会の1つ目は、「大曲の花火」で知られる全国花火競技大会です。毎年8月最後の土曜日に秋田県大仙市大曲で開催されています。
内閣総理大臣賞や経済産業大臣賞など、日本政府が授与する賞も与えられる日本最高峰の花火大会です。
新潟県長岡市の「長岡まつり大花火大会」も日本三大花火大会の1つです。
毎年8月2日と3日に開催される日本屈指の花火大会で、戦災復興を願いはじまったとされています。このイベントにも日本各地から大勢の見物客が訪れます。
毎年11月に開催される茨城県土浦市の「土浦全国花火競技大会」も、日本三大花火大会の1つとして日本を代表する花火大会となっています。
公式ウェブサイトによれば、競技花火と余興花火で合計約2万発が打ち上げられているとのことです。
日本では日本三大花火大会だけでなく、魅力的な花火大会が数多くあります。日本全国の数ある花火大会のなかでも、特徴のある花火大会を紹介します。
※写真提供:洞爺湖町
北海道の洞爺湖町では、日本でも珍しく、約半年間の長期にわたり開催される花火大会「洞爺湖ロングラン花火大会」が開催されます。
花火大会期間中は、毎晩20分間、洞爺湖上に花火が打ち上がります。日本全国から訪れる観光客にも人気の花火大会です。2025年の開催は4月28日〜10月31日です。
「諏訪湖祭湖上花火大会」は長野県諏訪市湖畔で開催される日本最大級の花火大会です。
第75回大会より打上発数は非公開となりましたが、過去に4万発という日本最多の打ち上げ実績を持ちます。
2025年は8月15日の開催が予定されています。
浅原神社への奉納煙火として花火大会があるのは、新潟県の「片貝まつり浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」。日本一大きな花火となる四尺玉が使われます。
2025年の花火大会の開催は9月12日と13日です。
7月の最終土曜日に開催される「隅田川花火大会」は、日本最古とされる花火大会です。
毎年注目を集める花火大会で、日本のニュースでもよく取り上げられます。花火大会会場は2つあり、両会場でそれぞれ1万発ほどの花火が上がります。
日本で冬の花火大会を楽しむなら、「日本三大曳山祭」の1つとされる「秩父夜祭」の花火大会があります。
12月2日と3日の2日間の祭り中、花火大会は3日に開催され、日本らしい祭りと花火を楽しめます。
(C)伊勢志摩観光コンベンション機構
「伊勢神宮奉納全国花火大会」は三重県伊勢市開催の日本で注目の花火大会で、日本競技花火大会としての位置付けも確立している花火大会です。
日本の夏の花火大会の中では開催が早く、毎年7月に開催される花火大会です。
※写真提供:(公財)大阪観光局
大阪・淀川で開かれる「なにわ淀川花火大会」は、ボランティアの委員会により運営される関西トップクラスの花火大会です。
8月の開催で、日本の夏の風物詩となっていますが、「大阪・関西万博」の日程との関係で2025年の花火大会は10月18日の開催となります。
「松江水郷祭湖上花火大会」は、日本で7番目に大きな湖「宍道湖」で行われる花火大会で、ドローンショーと湖上花火を楽しめる日本でも有数の花火大会です。
2025年の花火大会は8月2日と3日に開催されます。
日本の花火大会を楽しむなら、宿泊施設選びも重要です。
日本での特別な体験となるよう、紹介した花火大会会場周辺でアウトドア体験も楽しめる施設や大人数で滞在できる施設を紹介します。
日本海を望む高台にある「グランピング蒼天海峯」では、ドーム型テントに滞在し、ゆったりとした時間を過ごせます。
ピザ作り体験や日本の海を満喫するマリンアクティビティも充実。花火大会のワクワクとはまた違う日本体験を存分に楽しめます。
日本三大花火大会の土浦の花火大会を観に行くなら、ドームとコテージが15棟建つ「グランピングヒルズ アウラテラス茨城」がおすすめです。
日本初のオリジナルテントや、本場フィンランドから取り寄せた木材を使用した樽型の「バレルサウナ」付きの部屋で、他にはないグランピング体験を楽しめます。
洞爺湖の花火大会鑑賞なら「奥洞爺倶楽部」がおすすめです。
貸切風呂やアウトドアサウナもあり、日本が誇る北海道の大自然を存分に堪能できます。花火大会期間に重なる7月〜10月は、提携の果樹園で果物狩りも楽しめます。
日本を代表する高原リゾートとして知られる八ヶ岳山麓の「八ヶ岳PRIVATE WOODS NADA」は、長野の花火大会とあわせてチェックしておきたい施設です。
キャビンタイプの客室には、専用の半露天風呂とサウナが付いています。長野の食材を使った豪華BBQでは、日本の新鮮食材を存分に楽しめます。
日本を代表する祭りの1つ「秩父夜祭」の花火大会で日本の伝統を楽しんだら、「秩父別邸 木叢-komura」でラグジュアリーな時間を過ごしましょう。
木の温もりを感じるヴィラスタイルの客室には、プライベートプールやサウナ、半露天風呂が付いており、日本の自然を感じながら憩いのひと時を過ごせます。
三重の花火大会に行くなら、トレーラータイプのグランピング体験ができる「Luxury Trailers 離宮伊勢」がおすすめです。
宿泊者は、施設近くの旅館「伊勢かぐらばリゾート 千の杜」で天然温泉も楽しめるので、花火大会の賑やかさと日本らしい癒しの時間を楽しめます。
関西国際空港からのアクセスが便利な「臨空の宿 MARUYA Izumisano」は、花火大会や大阪周辺観光の拠点にも最適です。
1棟貸切の施設内には日本らしい畳の部屋や洋室が全6室あり、家族旅行やグループ旅行、サークル合宿での滞在に特におすすめです。
「レイクサイドグランピング出雲」は、松江水郷祭湖上花火大会の会場でもあり、日本百景でもある宍道湖の畔にある施設です。
全室サウナ完備で、花火大会の盛り上がりとは別に、日本の自然を感じながらゆったりとしたくつろぎ時間を過ごせます。
最後に、日本の花火大会に関するよくある質問とその回答をご紹介します。日本での花火大会を楽しむ際の参考にしてください。
日本の花火大会では、夏は飲み物、虫除けスプレー、折り畳み傘、冬はカイロがあると安心です。
日本の夏は夜もこまめな水分補給で熱中症対策をし、蚊対策として虫除けを使いましょう。夏は急な雨も多いため、日本での花火大会に行く際は、折り畳み傘の用意もおすすめします。冬は寒さ対策を忘れずに。
花火大会会場周辺の混雑回避には、会場最寄駅ではなく、少し離れた駅やバス停から徒歩で向かうのがおすすめです。日本の花火大会会場周辺はとにかく混み合います。
花火大会の開始時間より早くに到着したり、花火大会終了後少し間を空けて帰宅したりするのも有効です。
日本の花火大会について紹介しました。
ここで紹介した日本の花火大会情報を参考に、お気に入りを見つけて日本の夜空を彩る花火を楽しみましょう。
※本コラムは、2025年4月現在の情報に基づいて作成されたものです。各施設の最新情報は、公式サイトをご確認ください。
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